クローン病の治療

生物学的製剤

  • 免疫機能を担うマクロファージから産生される炎症性サイトカインである、TNFα(腫瘍壊死因子)に対する分子標的治療として生まれた生物製剤(インフリキシマブ・アダリムマブ)です。
  • 炎症や潰瘍を引き起こすサイトカインを人工たんぱく質が攻撃して、その働きを抑制することでクローン病の活動性を抑えます。寛解導入に成功した場合、寛解維持目的でも用います。

栄養療法

  • 成分栄養剤による経腸栄養療法、中心静脈栄養療法などがあります。
  • 成分栄養剤は効果がでるまで時間はかかりますが、重篤な副作用はほぼないといわれています。腸管を安静に保ち、栄養状態や臨床症状を改善させるだけではなく、腸管の炎症の改善の効果もあります。

顆粒球吸着療法(GCAP)

  • 血液を一旦体外に連続的に取り出し、白血球の中の特に顆粒球を選択的に除去する医療機器を使った治療法です(顆粒球の吸着器に通し、その後血液を体内に戻すものです)。
  • 重篤な副作用が少ないのが特徴です。